プライマリ・ケア認定薬剤師

プライマリ・ケア認定薬剤師とは?

日本プライマリ・ケア学会の「プライマリ・ケア認定薬剤師」制度が、2009年に京都市で開かれた同学会総会で承認され、正式に発足しました。同学会主催の研修や指定講座などを受講して50単位以上を修得し、試験に合格すれば認定されます。当初は学会員を対象とするが、3〜4年以内をメドに薬剤師認定制度認証機構(CPC)の特定領域認定制度の認証を取得する考えで、将来は、学会員に限らず広く薬剤師に開かれた制度になる予定です。
プライマリケアは、国民の健康や病気、福祉に対して、総合的、継続的な医療を実践しようという概念。患者を一人の人間として総合的に診療し、必要があれば他の医療機関に紹介するほか、医療や福祉のチーム体制も重視します。薬剤師は、地域医療の担い手、健康相談の窓口などとして存在感が高まっており、その役割や能力を高めるのが、認定制度の狙いです。
認定制度は3〜4年以内に、CPCの特定領域認定制度の認証を得たい考えであり、同学会の会員のうち薬剤師は約100人だが、CPC認証を得ることで、将来は学会員に限らず全ての薬剤師に開かれた制度となる予定です。

認定の要件・手順

(1)同学会に研修開始の届出を行う
(2)各研修を受講し4年以内に50単位以上を修得する
(3)レポートを提出する
(4)試験に合格する
(5)審査を経て認定を受けるというもの。認定資格は3年ごとに更新される。3年間に30単位以上を修得し、事例報告を提出することが、更新要件となっています。

単位修得の対象研修や講座は、幅広く設定されました。また、同学会の認定医、専門医、指導医による外来診療や訪問診療の見学実習も行われる計画です。
・同学会が主催する認定薬剤師研修講座、医療研修セミナー、eーラーニング
・同学会の学術大会
・同学会の地方会、支部会、関連研究会の講演・研修

このほか、CPCの認証を受けた生涯研修認定制度、特定領域認定制度や専門薬剤師認定制度の研修のうち、同学会が指定した講演、シンポジウム、eーラーニングなども、単位修得の対象になっています。
薬剤師あゆみの会のeーラーニング、明治薬科大学の生涯学習講座などを研修対象として指定し、さらに、各地の禁煙講習会、在宅医療に関わる薬剤師らが参加するHIP研究会のフォーラムなども対象になる予定です。